ある学徒の手記
株式会社トミーウォーカー運営の学園伝綺PBW『シルバーレイン』のキャラクター視点の手記。
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DATE: 2007/02/23(金)   CATEGORY: SS
絶技のススメ
 ゴーストの死骸を積み上げた丘の上で、二つの影が対峙している。

「…。お前が『今の』比留間か」
「そうだ」
 壮年の男の声に、比留間イドは必要最低限の言葉で返した。
「…驚いたぞ。
 ただの小娘が…いや、ただの人間が、ここまでやるとは。

 俺がいた時代は、絶技(アビリティ)なんてもんはなかったんだがなァ」
 辺りを見回す素振りをしながら、ニヤリと男が笑う。
「『技術』だ。お前達ゴーストに対抗するために、
 幾人もの先達らが途方もない年月をかけて積み上げた、『人間の技術』だ」
 我らが比留間は、紅い空を背にしてそう呟いた。
「ク…かつての弱小、比留間の一族も吼えるようになったもんだ。
 『先祖として』誇らしく思うぞ」
 肩を揺らして男が笑う。
「…わからない。何故、あなたのような方が…」
「俺は元々こうだよ。力さえ手に入るのならば…」
 能力者でもゴーストでも、何でも良かったのさ。
 そんな言葉に、きり、とイドは歯を食いしばった。
ガンパレード

「化け物!!」
「不敬者!!」
 もはや会話は無意味だ。互いがそれを悟り、大きく息を吸い込んで前口上を謡う。
「「遠からん者は音に聞け! 近くばよって目にも見よ!」」

「私の名前は比留間・イド!」
「俺の名前は比留間・悪彦!」

「銀の雨に身を打たれ、この国を憂う一人の学兵!」
「誉れ高き能力者の一人にしてゴースト! 力に仕える一匹狼!」

「侵略者め! 私の目が黒いうちは寸土でも渡してやるものか!」
「これより先が地獄だと! わかって来るならそれも良し!
 聞いてないならそこを退け!」

 かくて、二つの影が激突した。
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COMMENT

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● 熱い!
楠木香の中の人 | URL | 2007/02/23(金) 17:03 [EDIT]
背景の暗い赤がと白い照り返しが良いなあ。
そしてアビを絶技と書くそのセンスに脱帽です。
御美事に御座います。

所で比留間先輩の目って青(ターン)

狢の中の人 | URL | 2007/02/23(金) 22:33 [EDIT]
熱い、熱い、凄いカッコイイ!!
● イカスー!
鳳凰堂の中の人 | URL | 2007/02/24(土) 11:21 [EDIT]
ハートが! ハートがきゅんて高鳴った!
これは恋!? いえいえ熱き魂の叫びです!!
とにかく御美事に御座います!

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