ある学徒の手記
株式会社トミーウォーカー運営の学園伝綺PBW『シルバーレイン』のキャラクター視点の手記。
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DATE: 2007/08/25(土)   CATEGORY: SS
いざ往かん竜宮城!
―8月26日(日)東京近海 時刻:0820

「クソッ、こいつら!!」
「はぁぁぁぁっっ!!」
旅客船の甲板上にて、名もなき能力者たちが
本来あってはならない怪異、ゴーストたちと命の削りあいを行っている。
抜けるような青空にはひどく不釣合いな、血なまぐさい光景。
「…くっ…そっ…。や、やられちまった…」
「ちょっと…!? しっかりしてよ…ねえ!! ねえってば!!!」
また一人、名もなき能力者が地に伏す。
近くにいた女子生徒が駆け寄り、慌てて抱きかかえるが出血がひどい。
「くそ…ここまでか。まだ、始まってもいないってのに…」
「何あきらめてんの!? 相手には白旗なんてきかないのよ!!?」
「じゃあどうしろっていうんだよ!!」
「みんなやめてよッ!! いやっ…もういやっ…!! 
 いやぁぁぁぁぁ!!!」
互いにいがみあう者、泣きじゃくる者。倒れて声さえ上げられぬ者。
甲板に悲惨な空気が漂う中。誰も注目していなかった無線機に通信が入る。

 ―こちら希望号。こちら希望号。貴軍へこれより助太刀します。
 ―絶対あきらめるな、がんばれ。以上、通信を切ります。
「急ぐぞイドラ!!」
「うん…じゃない、はいっ!」
比留間の姉妹は万能乳母の運転するジェット船から飛び降りた。


「はぁ…はぁ…畜生。ちくしょう!
 負けるもんか…お前らなんかに…負けるもんか!!」
満身創痍の能力者が、自分の何倍もの巨体を持つ八本足の大型ゴーストと睨みあっている。
残りの仲間は、ある者は倒れ、ある者は戦意を完全になくしてしまった。
「………」
悲壮な決意にも似た光が瞳に宿る。が、次の瞬間。

「でやぁぁぁ――――ッ!!」
「っ!!?」
名もなき能力者たちの耳に、遠くからの人の声が飛び込んできた。
海の地平線を見る。
何かが水しぶきをあげながら、こちらにすさまじい勢いで接近してきた。
「な、何…っ!?」
腕を組んだまま水上を走る二つの影。

晴れ晴れと牙を剥いて笑う比留間の姉妹は、
遅ればせながら戦場に躍り出た。

姉が軽く跳躍、赤い布槍がはためき、ゴーストの足を一本切り落とした。
敵は強大 竜宮天女ッ!!
それにあわせるように、妹がギターをかき鳴らし音速の攻撃にて追随する。
だがわれら姉妹が命を懸けて挑めば死中に活ありッ!!
旅客船をシーソーのように揺らし、姉妹が同時に天高く跳躍する。
雲ひとつない青空に舞い上がる女子高生と小学生。
そうだ、ゴーストどもに目にもの見せてくれるわ!!
りょうかい! 今こそ欲するわれらが正義!
体を軸にしてジャイロのように回転し、宙で必殺の体勢へよどみない動作で入る。
夏の逆光。二つのシルエット。

「「天に大義、地に勇気!」」

慣性を無視した挙動を開始する。

「「姉妹絶技・双龍尾脚(アビリティ・イカヅチダブルキィィィッッククク)ッッッッ!」」

隕石のような速度で必殺の蹴りを放つ。
吹き上がる水しぶきの中、姉妹はゴーストを軽々とぶち抜いて竜宮城へと快進撃する事にした。

「「悪霊どもに人類の慈悲は…
 無用ッッ!!」」

人類の慈悲は無用


<参考>
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COMMENT

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● ウォーフォーツーベイ。イー、チャン、ガーッ!!
比留間の中の人 | URL | 2007/08/25(土) 15:31 [EDIT]
ついカッとなって書いた。
ジャイアントロボなら何でもよかった。

今では反省している

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