ある学徒の手記
株式会社トミーウォーカー運営の学園伝綺PBW『シルバーレイン』のキャラクター視点の手記。
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南部と吉良原と握手
「改めて宜しく。南部・三葉、ガンスミスよ」
そう言って、南部・三葉は吉良原・吉奈に手を差し出した。

握手を求めているのだ。
触れたものを『何でも爆弾にできる』彼女に対して。
「………」
吉良原は予想外の展開に一瞬戸惑ったが、
次の瞬間にはすぐに平生の調子を取り戻し、出された手を握り返した。
「これはどうもご丁寧に…」
思わず口の端がつり上がる。
「爆弾化できて、勝ち誇ってるといったところかしら?」
そんな吉良原の内心を察してか、
南部は自分よりも更に小柄で華奢な少女を睨みつける。
「…そこまで知っていて、何故手を差し出したのか理解に苦しみますね」
「本当に爆破できるか、やってみたら?
 私の銃のほうが早いだろうけど」

一瞬の沈黙。
「はは…」
「何が…おかしいのよ」
少女の笑い声を、南部の言葉がさえぎる。
「それでは、ダメですね」
「…?」
要領を得ないといった表情の相手に対し、更に言葉を続ける吉良原。
「あなたは、あくまで私の動作に『対応』しようとしている。
 それではお話になりませんよ…」
「な…」
「そういう訓練を受けたのか、
 生来の性格がそうなのかは存じませんがね…。
 それでは、ダメです。イザという時に競り負ける」
二人の間の空気が、殺気で淀む。
「『私があなたなら』…、警告なしで撃っていた」
(「こいつ…」)
何て濁った目だ。南部は思わず目を細めた。

「…。『私があんたなら』、警告なしで爆破してたわ」
「ふふ…」
吉良原の勝ち誇った表情は揺るがない。
「勘違いしているようだから、親切心で教えてあげるけど…。
 万が一の時、私が撃つのはあなたじゃない…、『私自身』よ」
「…!?」
意外な言葉に、吉良原の顔から笑みが消える。
「私の弾丸は神秘を殺す…。
 それが例え爆弾化の能力だったとしても、ね」
「なるほど…。
 点火するよりも早く銃が撃てれば、解呪できる、と?」
ため息をついて、南部がホルスターに手をかける。
「自分の置かれてる状況が、まだわからないの?
 解呪の後には、あんたの死体が転がるわよ」
「…」
なるほど、と吉良原が目を細める。
両者の右手は相変わらず結ばれたまま。殺気だけが交錯する。


「なぁんだ…そんな目ができるんじゃないですか」
先に沈黙を破ったのは吉良原だった。
「…」
余計なことを考えない目、何の感情も感慨も篭っていない目。
人はそれを『プロの目』という。ただし『殺しの』、だが。
「大人をナメてると、弾痕くらいじゃすまないわよ、『ガキ』」
「クク…せいぜい仲良くしようじゃありませんか、『おばさん』」

20代はおばさんじゃねえ!!END
友好締結?

<作業ソング>
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COMMENT

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● ぎゃあカッコイイ!
海栗 | URL | 2007/07/14(土) 23:21 [EDIT]
貴女が神か比留間様の中の人様!?

後、キラプリの服は本当にかわいいと思いました。
御美事に御座います。

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